早くも北欧に来て5日目となり、旅行日程も半分が過ぎました。
北欧4ヶ国巡りなのですが、まだノルウェー一国で日程の半分近くを過ごしています。(笑)
フィヨルド見学がメインのツアーなので、ノルウェーが中心となるわけですが、本日はようやくスウェーデンへ入国します。
朝のモーニングコールが4時半と早く、出発は5時45分、朝食はホテル側が作ってくれたお弁当(サンドイッチとフルーツにジュースがパックにされています)を持って空港まで行くバスに乗り込みました。
ただ空港で手続き等トランクを持ったままでは食べにくいかも?ということで、バスの中で朝食を頂くことにしました。(笑)
ベルゲン空港に到着です、フィンランド航空は青というか紺がメインカラーでしたが、こちらは赤色のようです。
待ち時間にノルウェークローネの残りを全部処分しようと、売店で頭を使いながら計算して求めました。
小額の残りが埋まらなくて、ノルウェーの名産品のキシリトールガムを買いました。(笑) |
ベルゲン空港 |
ベルゲン空港、乗る飛行機 |
点在する小島 |
氷河 |
雲が多いですが、上空では青空も見えます、ノルウェー海に点在する小島でしょうか、日本の松島のような光景です。(笑)
陸地を渡る時の眼下は氷河でしょうか!真っ白の銀世界です。
1万年前の氷河に逢えた体験を胸にフィヨルドの国、トロールの国、ノルウェーに別れを告げました。
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ストックホルム市内見学
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ベルゲン→ストックホルム |
ストックホルムの飛行場 |
飛行時間1時間ぐらいで9時半頃にお隣の国スウェーデンに到着です。
右上の写真は空港の外、上手くバスにも出会え10時には空港を出発しました。
天気は曇り、気温11℃〜18℃、日の出3時30分、日の入り11時5分(23時5分)。(ガイドさんより)
スウェーデンの人口は約900万人、面積は約45万kuと大きく、スカンジナビア諸国の中では最大の面積です。
カール16世グスタヴァ国王を元首に載く立憲君主国で、正式名称はスウェーデン王国です。
スカンジナビア半島の大部分を占める南北に長い地形で、国土の半分は森林で、9万5千個を超える湖が点在し、森と湖の国と呼ばれてます。
産業は、特にボルボやサーブといった自動車メーカーやカメラのハッセルブラッド、コスタ・ボダなどのガラス製品は日本でも知られています。
それに豊かな森林資源を利用した家具産業は盛んで、大手北欧家具メーカー「イケア(IKEA)」は日本にも進出しています。
さらに現在話題のH&Mはスウェーデンの衣料品です。 |
首都はストックホルムで、人口約78万人で、1252年摂生ピリェルが城塞を築いたことが起源です。
北欧一の大都市で、14の島からなる街で2つの湖に囲まれた美しい景観は「水の都」、「北欧のヴェネツィア」とも呼ばれています。
ストックホルム発祥の地ガムラ・スタン(旧市街)では、16世紀からのたたずまいがそのまま残され、中世の雰囲気があるそうです。
右図はまさに水の上に浮かぶ島(真ん中)がガムラ・スタン(旧市街)です。
「戦闘に備えて、島を囲むように丸太の柵が巡らされていた為に、『丸太の小島』と呼ばれるようになった。これはスウェーデン語で『ストックホルム』と言う」(by wikipedia)そうです。
ちなみにその島の左側がメーラレン湖の東端で、右側はバルト海に繋がるリッダー湾ということです。
また地図上の赤丸が市庁舎、三角がストックホルム中央駅、×が王立公園のある場所でこれから見学します。
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市庁舎
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アーチ型の正門 |
市庁舎の中庭 |
ストックホルムの市庁舎はノーベル賞受賞者の公式晩餐会が開かれる会場です。
メーラレン湖の湖畔に建つ赤茶レンガの建物で、要塞かお城のようです。
中央駅側の道路に面したアーチ型の正門から中に入りました。(左上写真)
右上の写真は、そのアーチ門の中側の壁には蔦が絡まっています、またそこは広い中庭になっています。
ダイナマイトの発明者のアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まり、毎年授賞式は、ノーベルの命日の12月10日にオスロとストックホルムで行われます。
物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞(前ページのオスロにて授賞式)、経済学賞の6部門があり、中でも特に自然科学部門のノーベル物理学賞、化学賞、生理学・医学賞の3部門における受賞は科学分野における最大級の栄誉とされています。 第1回から北里柴三郎や野口英世などが候補として上がりながら、受賞出来ず、これは後年公開されましたノーベル財団の資料から、黄色人種であったことが原因という、悲しい話があり、戦後になって、初めて湯川秀樹博士が受賞(1949年)されました。
本当にこの歴史もだんだん公平になり、よかったと思いました。
私たちが訪れたのは6月ですが、その時は、ツアー客仲間で、「こんなにしっかり会場を見せてもらって、将来うちの親戚が受賞する下見かしら?」などと、皆で冗談を言い合いました。(笑)
そうしたら10月になって、今年のノーベル賞に日本人4人(一人はアメリカ国籍)も選ばれるという快挙ということで、見て来て良かったです。(笑)
物理学賞の南部陽一郎さん(米国籍)、小林誠さん、益川敏英さんの3人で、一つの賞の受賞者は3人が限度で、それを日本人が独占したのは初めてだそうです。
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メーラレン湖畔越しに見るガムラ・スタン |
ガムラ・スタンの向こうにあるセーデルマルム島 |
中庭を囲っている建物を通り抜けるとメーラレン湖畔に面した広い芝生の庭があります。
「水の都」、「北欧のヴェネツィア」といわれるのがよくわかります、湖水の先には旧市街地=ガムラ・スタンの建物が目の前に飛び込んできて、その景色に飽きることはありません。
左上の写真は、公園の左端にある高い塔の上にも女性のブロンズ像が立っています、その先に見えるのはリッダーホルメン島のリッダーホルム教会の尖塔です。
右上の写真は庭の西側の写真で、ガムラ・スタンの向こうにあるセーデルマルム島が見えています。
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市庁舎 |
上の写真は湖畔側に立って、市庁舎を撮ったもので、広い庭に噴水や彫刻を配した庭園(左側)もありました。
市庁舎で結婚式も出来るそうで、この日も、この庭で花嫁の写真撮影が行われていました。 |
ブルー・ホール |
建物の中に入ると薄いブルーグレー色の大理石が敷き詰められた会場があり、ここがノーベル賞の受賞記念会場になるブルー・ホールです。
ここ一面にテーブルがセッティングされ、3時間にも及ぶディナーパーティが開催されるそうです。
また床は青い大理石て綺麗でしたが、会場の高窓から自然光が入るように設計され、青い空が見えることからブルー・ホールと名付けれらたそうです。
また、建物内には議会場、各種のホールやレストランなどがあり、レストランではノーベル賞授賞晩餐会の再現メニューがあり、そのノーベル賞ディナーはメニュー、食器、そしてワインまでもが各年のセッティングを再現しているそうです。 |
会議場 |
天井 |
もちろん市庁舎ですから、会議も行われます。
その後、私たちはノーベル賞ディナーの見学ではなく、2階の会議場の見学を行いました。(笑)
左上の写真が会議場ですが、中々重厚な雰囲気で落ち着いています。
なんと言っても特徴があるのは、右上写真の天井です。
ヴァイキング船の船底のつくりと同じ木組みです、さすが北欧ですね。
その天井には草花や教会などが描かれ、彩色がされていて、趣があります。(写真では見難いですが)
101席中38席の女性議員席があり、女性議員の控え室もあるそうです。
その後、まさに金色に光り輝く広間の見学です、その名もゴールデン・ホールです。 |
ゴールデン・ホール |
この黄金のまは1900万枚の金箔のモザイク画ですが、まさに豪華絢爛です。
この広間は、ノーベル賞の晩餐会後の舞踏会会場です。
着飾った紳士淑女のパーティ会場に相応しい雰囲気です。 |
メーランレンの女王の壁画 |
市庁舎のホール出入り口 |
左上はこの黄金の間の正面に描かれている壁画で、「メーランレンの女王」で手に王冠と王笏を持っています。
描かれ方が漫画的であり、この間に相応しいかどうかの議論もあった絵だそうです。
前に一人の女性が座っていますので、その大きさがわかると思います。
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高台からの眺め |
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ガムラ・スタン(旧市街地)
左から、↑リッダーホルム教会の塔、↑大聖堂の塔、↑ドイツ教会の塔、↑四角いのが王宮
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市庁舎の尖塔に上って見学もできるそうですが、私たちは市庁舎をあとにして、ストックホルムを一望できるフィアールガータン展望台に行きました。
バスを降りて、「北欧のベニス」の見学です。
その高台から、街並みやメーランレン湖にある島のガムラ・スタンを眺めました。
右側から、横に長い建物が王宮です。
真ん中の塔は大聖堂の塔です。
左はリッダーホルム教会の塔が見えています。 |
チボリ公園 |
シュップスホルメン島 |
ストックホルム港の方を見ると、ユールゴーデン島にチボリ公園が見えます。
また、その手前のシュップスホルメン島の前を遊覧船が走っていますが、このようにこの市が島を中心に発展していった様子がわかります。 |