北欧旅行の更なる楽しみが、人気のシリアライン(海側キャビン泊)でのバルト海クルーズです。
シリアラインと言うのはスウェーデンの首都ストックホルムとフィンランドの首都ヘルシンキを結ぶ海の定期便です。
「セレナーデ号」と「シンフォニー号」ともに5万8400トン全長203m最高速度21ノットという性能を誇り、乗客乗員合わせて3000人以上もの人を運べるそうです。
シリアラインのほかにヴァイキングライン(赤色の字)という会社もあります。
3時集合にて乗船、5時出発です。
翌朝目覚めれば次の目的地フィンランドというわけです。
時差1時間です。。 |
シリアラインの乗り場 |
フロアーは一杯の人です |
上の写真はシリアラインの乗船場、右上の写真のように、色んな国籍の観光客でまるで飛行場のようです。
もちろん出国するのですから、手続きも飛行場とほぼ同じことです、待ち時間も・・・(笑) |
私たちが乗り込む船です |
私たちが乗り込む船です、シンプルな白とブルーはセレナーデ号でした。
3,000人からの人と荷物、食べ物も積み込むのですから、本当に大きな船です。
奥のデッキに繋がっているほうのはしけから私たちは乗船しました。 |
ムーミンがお出迎えです |
船室のある長い通路 |
ムーミンとミーに迎えられました。
そういえばこれから行くフィンランドはムーミンの国でした、入り口でカメラマンに写真を撮られ、即船内で発売されていました。
日本だけかと思いましたが、海外でもこういうサービス(商魂)があるのですね。(笑)
右上の写真は、たしかロビーから6階の船室だったと思います、長い通路に同じドアばかりで、迷子になりそうです。(笑) |
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私たちの船室です、番号だけが目印で、カードキーで開けます。
右上は船室です、広くはありませんがロッカーも、シャワールーム&トイレ、左のテーブルはミラー付です。
全員海側の客室ですが、6種類のタイプがあるそうですので、きっと豪華版な客室もあることでしょう。。 |
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「どこかの街かと思わせるような、2006年1月に全面改装されたばかりの長さ142mの天井はガラスで覆われた吹き抜けのプロムナードには、レストラン、カフェ、様々なお店が立ち並び、いつも世界中の人々でにぎわっています。」(HPより)
こちらは船室向きの部屋が並んでいます、ロビーにはブティクや雑貨類もあり免税店で土産物を探しました。
右上写真の正面はナイトクラブで、地下がレストランになっていました。
移動はカプセルのようなエレベーターが数機あって、それで移動します、夕食は7時に集合でした。 |
サイド側のデッキ |
バック側のデッキ |
食後デッキに上がり、バルト海を進む風景の移ろいの見学です。
8時でも、9時でもまだこの明るさです。
ただ風を受けて、非常に寒いです、重ね着してマフラーを捲き、手袋をしてもブルブルと震えるほどです。
それでも頑張って日没を見るつもりです。
その席が右上の写真の椅子です。
後ろのガラス張りは温室プールとサウナがあるところで、ここが13階です。 |
島に並ぶ別荘地 |
いくつもの群島を眺めながら船は揺れることもなく優雅に進みます。
上の島は少し大きな島ですが、可愛い家が建ち並ぶ別荘地のようです。
船の立てた波だけが尾を引いています。 |
真っ白になった木々と鳥 |
白夜の月 |
手前とおくの小島はどうしたことでしょうか、木に緑の葉がなく真っ白です。
良く見るとその木の上に鳥が止まっています、カモメでしょうか?その鳥公害でしょうか?
右上の写真は夜に昇った月ですが、白夜に近いために薄く見えます。
もう時間は10時を過ぎていますが、明るいので、私たちはグループ毎にデッキに出ていたのですが、そのグループが3つ4つと集まります。
船首の風を受けながら、出身地の話や家族の話に花咲かせながら和気藹々と出会いを楽しみながら夜の長い時間を過ごしました。 |
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大人数になっていた集まりも三々五々散り、日没まで待つグループが少なくなってきました。
夜の11時を過ぎましたが、もうここまで来ると島は見えません、広いバルト海のぐるりと見渡す限りの水平線は、静かな鏡の面のようでもありました。
私たちと同じようなクルーズ船と出会いましたが、たちまち距離が離れ、あちらは夕日に向かう海賊船のようと、遠い昔に思いを馳せてみました。
デッキ上はますます寒さが厳しくなり、日没まで持つかな?と不安になりつつ、船のサイド側にプールの脇でしょうか、排気ガスの流れるところが、空気は悪いですが暖かくそこに陣取ることにしました。
そのうち、同じツアーの2グループの方も合流し、外人さんのグループと8〜9人で頑張り通しました。
11時27分頃から日は沈み始め、35分には完全に沈みました。 |
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頑張って見届けることが出来ました。
日は沈んでも近くに太陽があるからか、まったく空が暗くなることはありません。
それで、星空を観ることも出来ません、夜の月も薄いままです。
あと3時間ぐらいで、また日も昇るので、「またデッキでお会いしましょう、おやすみなさい」と、長い一日を終えることができました。 |
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