4日目 コング・スライゴー・スリーブリーグ

   コング   
 
 
ゴールウェイから北に約40km、コリブ湖の北に位置する町で、コングとはゲール語で「細長い場所」を意味します
その名の通り、コリブ湖とマスク湖の間にある細長い小さな町です
上のアイルランド最古のお城アシュフォード城は、現在キャッスルホテルとして有名人が使用されたホテルとなっています
もちろん日本からもネットで予約が出来ます

また自然が豊かで、サーモンやマス釣りのメッカとしても知られています
そして、ジョン・フォード監督の1951年に公開の映画「静かなる男」のロケ地としても有名です
またバスから降りるときに、雨が降り始めカッパを着ることになりました
 
 
アイルランドの大まかな歴史として、大ブリテン島の西側にある大きな島に、ケルト人系の住民が居住し、独自の文化をもっている、5世紀に入ると急激にキリスト教(カトリック)化し、信仰の中心地は修道院で、修道士たちは修道院で祈りと労働、そして聖書研究をし、アイルランドは「学者と聖書の島」といわれるようになります
その後8世紀末からヴァイキングの侵略を受けますが、彼らはケルト人と同化しダブリンやリムリックの町を造り、さらにケルト人の団結を強める結果となりました
ヴァイキングの後は、12世紀イギリスを支配したノルマン人が進出を始めます、ヘンリー8世が英国国教会を設立(16世紀)し、アイルランドに侵攻し、その娘エリザベス1世もそれを受け継ぎ、アイルランドは長く隣のイングランドの支配を受け、1649年のクロムウェルによる征服以来はその植民地とされました
18世紀以降、激しい独立運動が展開されるようになり、1922年に自治を獲得したが、その北部はイギリスに留まり、分裂した状態となっている。北アイルランドを除いて、1949年にアイルランド共和国となった。 
 
     
  コリブ湖の北端に位置し、緑に囲まれた美しい城です
イギリス侵攻後の1228年に築城され、アーディロン卿やギネス家が所有しました(広すぎるので上の写真と右の写真で)
  イギリス風のお城らしいお城ですが、現在は全83室の高級ホテルで、約140ヘクタールの敷地では、狩猟や乗馬、テニス、ゴルフ が楽しめるそうです  
     
  これは前庭からさらに続く芝生で、その先に見えるのがコング湖でしょうか、凄いとしか言いようがありません    さらにその横手に手入れがされた庭園と森が広がります、
広大且つ緑が豊かです
 
     
  こちら中門のようです
入る時は雨が降っていたので帰りに撮影しました
  こちらは正門(外門)のようで、門衛が立っています 
同じく帰りに撮影で、晴れ間が見えます
 
 
 
それらの門の脇から横に見たお城は立体感があり、荘厳でした
 
     
  コングの小さな町はぐるっと一回りしても15分ぐらいで回れます   ホテル、本屋、スーパーも1軒ずつありました
 
 
     
  集合地に着くと、バスが停まった目の前がコング修道院(1120年)であると教えられました、アイルランド国立博物館が所蔵する「コングの十字架」が保管されていた由緒ある修道院です    この町とお城との関係は?何故ここで映画を?と考えた時には分からなかったのですが、この修道院を見て、この修道院を中心して出来た町だというのが分かり、すっきりしました  
     
  かなり大きな修道院跡で、こちらを知っていたら、先にここの見学をしたのに残念です   決められた時間の中で、トイレを済ませ、見学時間を割振りするのは大変です(笑)   
     
  こちらがジョン・ウェイ主演「静かなる男」の銅像です
近くに使われた家がありますが、写真は撮らなかったようです
  集合時間が来てバスは出発しましたが、いつまでも石のフェンスが続きます、それほどアシュフォード城が大きいということです  
   スライゴー   
    コングの町からさらに北上を続け、スライゴーはアイルランドの北西部の中心的な街です、スライゴー湾とギル湖を繋ぐガラポーク川沿い(左の写真)を中心に広がっている街です

9世紀にはヴァイキングによって開かれたのが最初とされ、13世紀には数々の教会などが造られ繁栄しました、のちにイギリス軍による破壊を受けたが、かつてをしのばせる修道院などが残っているそうです

詩人イエーツは母親の故郷であり、子供時代に多くの時間を過ごしたこの地をしばしば訪れ「Sligo  has always been my home.」(スライゴーは心の故郷)と書き残しています
彼はアイルランドの口承伝説などの民話を集め、文字に残し、著作は世界に翻訳され、1923年にはノーベル文学賞も受賞しています、
のちに彼は日本の民話にも興味を示し、輪廻転生にまつわる幽玄の世界は、ケルトの心にも通じるものと感じ、能に強い関心を寄せたそうです
 
       
     
  ガラポーク川側の街角に立つイエーツの像です
胸の洋服にびっしりとイエーツの誌が書き込まれています
  スタイリッシュで現代風な像で、街並みとのミスマッチも面白いです   
     
   スライゴーから15分ぐらい行ったドラムクリフ教会に着きました   かつてイエーツの祖父が牧師をつとめたゆかりの教会で、イエーツのお墓もここにあります   
 


教会の広場にはイエーツの像と詩が刻まれています
  アイルランド文芸復興の旗手として有名な詩人イエーツが愛した土地としてのスライゴーです
そして、アイルランドの人々が自国の文学を大切にし、そんな文学好きのアイルランド人が聖地としているのがわかります
世界中からイエーツファンや観光客が訪れ、スライゴーの街はイエーツ博物館があったりとイエーツ関連がいっぱいでした
 
   スリーヴ・リーク  
 
 
 
  ドネゴールの町から西に40km進みます、ドネゴール半島の先端近くにあるスリーヴ・リークの断崖はモハー、ドン・エンガスに並ぶアイルランドの3大岸壁のひとつです、今回のツアーでこの3大岸壁をすべて見れるのは幸せです
足が震えるほどの高さの絶壁から大西洋を望んでみたいと思います

モハーの断崖やドン・エンガンスの断崖に比べると知名度は低いそうですが、スリーヴ・リーグはドン・エガンスの高さが100m、モハーが200mなのに対し、何と600mと圧倒的な高さを誇る断崖です
 600mの山の頂上から海まで断崖絶壁と言うことで、海面が見えるということです、凄いですね、荒々しくも美しいです
 
     
  途中四駆に乗り換えて山を登ります、また駐車場に車を停めて、そこからは徒歩で見晴らし台まで向かいます、雨です   その高くて足場の悪い所に羊が居て、草を食べています 
親子の羊のようです
 
     
  山を一気に下ると、川にこんな可愛い眼鏡橋がかかっていました   また港には沢山の船が停泊し、賑わっている様子が分かります   


 
 食事・その他
     
  昼食      
 
 
 
  パンとスープ   肉料理   
  夕食(ホテル)      
 
 
 
  何でしょうか?揚げ物かな?   メイン   
 
 
 
 
  デザート   ホテルの部屋   
 
 
 
  デリーは都会のホテルで、狭かったですが緑が一杯です   ホテルの周りは花が一杯でした   


 


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