二日目タオルミナ観光 



 


シチリア島はイタリアの最大の州で、地中海最大の島です。州都はパレルモで、漁獲量はイタリアNO1です。
地中海のほぼ中央に浮かぶシチリア島。この島は三千年の昔から数多くの文明が交錯してきました。
東から来て島の礎を築いたギリシャ人、北から来たローマ人、南から来たイスラム教徒、西から来たノルマン人やスペイン人・・・文字通り文明の十字路として数多くの人々が行き交ってきたのです。各々の文明が島に残した遺産は、現在のシチリア島でもモザイクのように色褪せぬ光を放っています。
かの文豪ゲーテに「シチリアなしのイタリアは、私達の中に何も形作らない。シチリアにこそ、全てを解く鍵がある」とまで言わしめたシチリア島。(旅行社の文章より)
タオルミナ、シラクーサ、アグリジェント、パレルモなどは北ヨーロッパの旅人たちの憧れの地として、200年以上の歴史を誇る成熟した観光地です。
本来の予定は、ローマからパレルモ空港に入り、パレルモ、アグリジェント、シラクーサ、最後にタオルミナに行き、南イタリア本土への順でしたが、G7が26日から行われ、伊勢志摩サミットと同じように、23日からはもう市内の出入りが出来なくなります。
それでタオルミナ見学を前倒しにし、着いてすぐの20日、21日の見学予定として、逆回りをして最後にパレルモ訪問となりました。そのせいで、バス移動の時間が長くなり、ところどころで支障が生じました、それも含めて楽しもうという旅行となりました。

シチリア島の大きさは日本の九州の約64%、あるいは四国の約1.4倍にあたる大きさです。
地中海のほぼ中央部に位置しており、南西方のアフリカ大陸・チュニジアとの間のシチリア海峡(幅約145km)によって東地中海と西地中海を分かっている。北西方向には約285kmを隔ててサルデーニャ島がある。シチリア島を取り巻く海(地中海)のうち、北側の海はティレニア海、東側の海はイオニア海とも呼ばれる。
 
     
        

   
  タオルミナ観光

 
 

   
清く輝くイオニア海とエトナ山が全景を見せてくれています、今も少しですが噴煙を上げていて、活動しています
富士山に似た姿で、高さも3323mと似ています、1669年に溶岩流はカターニヤの町まで達した厳しい山ということです
市民公園から見渡せる素晴しい景観の保養地です
 
 
市民公園


   
   
 
 
エトナ山から海側に目をやると、イオニア海に素晴らしい海岸線を見渡すことが出来ます
  こちら市民公園の入り口です。
ここはかつての英国の王族の女性フローレンス・トレウィアンの住居でした
 
 

     
 
彼女は不倫スキャンダルで国を追われ世界中から植物を集めました、
  タオルミナでは22歳年下の医師と恋仲になり、ペットとくつろぐティーハウスを造りました  
   
カステルモーラ


     
   

   
 
ミニバン2台に分乗し、山を上ります、ベルベデーレ展望台です、この村はカステル・モーラと言い「イタリアの美しい村」のひとつです。愛着を感じる広場で
 

   ベルベデーレ展望台からの眺望です
噴煙の上がる様子が見えます、火口付近には雪が残っているのも見えました
 
     
 

村の大聖堂(サン・ニコラ教会)です、1934年建立
   中もシンプルですが、あたたかみを感じます  
   
メッシーナ門(ウンベルト通り)

     
     
   
ここでバスを下り、メッシーナ門(中世の城壁に19世紀に再建される)が入り口で、中に入るとウンベルト1世大通りがあります、この町のメイン通りです
   何時も大勢の観光客が歩いています、今回はG7があるので、5月のはじめから〜兵士や警官がすでに入っているそうで、厳重な警戒がなされています  
           
 
上の2枚の写真は、朝早く散歩に出て撮ったもので、人がまだ出ていず、素敵な路地が撮れました
   本当に、素敵な町並みでした、どこを切り取っても絵になります    
         
   
5m置きに兵士が立ち、辻には3〜4人の兵士が銃を構えて立っています、写真は禁止なので、兵士の居る方向の写真がとれません、後ろ姿だったので写真を撮りました
   多くの兵士や警官に警護される中のタオルミナの観光という、ある意味貴重な経験となりました  
   
4月9日広場

     
 

 
 
   4月9日広場
ウンベルト1世大通りの中ほどに、狭い路地が開けると見晴らしの良いテラスが広がる広場があります
1860年4月9日にイタリア独立運動の立役者ガバルディがシチリアに上陸したというニュースに市民が喜び、それを記念してこの名前の広場になりました
横にあるのはサンタゴスティーノ教会(現図書館)があります、15世紀にゴシック様式で建立される

 
     
   
正面にあるのが、大聖堂で、13世紀に創建され、小さいながらバラ窓が飾るフザードは重厚です

  その大聖堂の前には、噴水を飾る 女性版ケンタウルス像があります、しかも妊婦像です  
     
 
ゴルヴァヤ館は、11〜15世紀の複合建築です
2連窓のファザードが美しく、ギリシア、ローマ、アラブ式の建築です
   ゴルヴァヤ館の中には「ナピ」と言われる人形が掛けてあり、精巧に出来ていました、
飾り荷馬車もあり、、中庭と2階へ続く外階段も趣のあるものでした
 
 
ギリシャ劇場


 
 

 
 
紀元前3世紀にタオルミナで一番見晴らしの良い丘をくりぬいて、ギリシャ人によって造られました
  エトナ山を背景にしたもので、世界一の眺望とも言われています。現在の姿は1〜3世紀に闘技場として改造されたもの
G7のガラコンサートがあるとかでその準備が進んでいます
 
     
 

 
 
 
その眺望のよい場所から、タオルミナの街並みを見下ろすことが出来ました、エトナ山もよくみえます
 
   
フリータイム(午後

     
     
   
サボテン越しのイオニア海も素晴らしいです
いかにも南イタリアらしく、空も海も青く、オーソレミーヨ〜!

   
イソラ・ベッラは映画「グラン・ブルー」のロケ地の使われた美し入り江のある小島です
北側にはマッツァーロ海岸の砂浜がつづきます

 
     
   
メッシーナ門の北側にあるサン・バンクラフィォ教会から4km階段をくだぅた所に海岸があります、私たちはこのロープウェイを利用しました
 
マッツァーロ海岸はサンタドレア岬とイソラ・ベッラとに隔てられたっ三日月状の白い砂浜です
海岸には、写真のようなパラソルとソファが並んだ保養地になっています
 
     
 
私たちは2台のモーターボートに分かれて乗りこみました
20ユーロでした×127円で、2500円ぐらいです
   
ご当地の「青の洞窟」です、こういう洞窟はみんな「青の洞窟」というようで、日本ではナポリ島のを「青の洞窟」と言っているようです
 
           
           
   
交互に中に入り、青く写る海水を見ました、パプリ島の「青の洞窟」は入り口が小さく直射日光が入らないので、独特の色合いになるようですが、ナポリ島へ行くのが楽しみです
   
イソラ・ベッラの小島は潮が引くと、歩いていくことができ、大勢の人たちが歩いているのが見えました。
薄くですが、砂の道が出来ているのが見えます。
   
   
 
 
崖の上にホテルがあり、崖の中にはエスカレーターがあり、海岸の下に降りることが出来るそうで、そこは、ホテルのプライベートビーチになっているそうです。
 
上はホテル、下は有名なピザ屋さんだそうです
船頭(操縦士)さんが、がんがんに「オーソレミヨ」やカンツォーネのCDを掛けてくれました。 50分の予定が、大サービスで1時間を超えました
 
 
     
     
   
海側から、G7に使われるホテル探しです。(笑)
安倍首相は50人連れだそうです。
アメリカのトランプ氏は150人連れてくると言っていました。

   写真のように、飛び込んで舟遊びを楽しむ人々もいます。
海から見るタオルミナは高級リゾート地なのが良くわかりました
 
 
   
   
ボート遊びの後、私たちはウンベルト通りに戻り、メッシーナ門から端のカターニア門まで散策しました、門の上は時計塔になっています
   
大聖堂の前で花嫁さんを見つけました。
お祝いを言うと喜んでくれました、そう言えば今日は日曜日です
   
 

 
 
女性版たケンタウルスの噴水のところで、全員の写真です、私たちも、撮らせてもらいました
 
         
 
通り一面がテラスになり、テーブルと椅子が用意され、カフェが出来ます
 
この狭い入口を観て下さい、人ひとりがやっと通れる入口の先にお店、レストラン(メニューが出ています)があります
 
   

     
     
   
「ナピ」のお人形も、シチリア島のシンボルの3本足の女性像の飾りもあります
  こちらも、土産物店で、沢山のものが並んでいます  
       
 
     





 

食事・その他

  
  ランチ

   
   
 

ウニソースのパスタ
   舌平目のムニエル、とレモンのアイス
 
 

ショップの写真です

レストランのすぐ横は階段になっていて、高台の坂になっています、いつも兵士がいて写真が撮れませんでした
夕飯の写真は撮り忘れました、フリータイムだったので、買って帰りホテルで食べました
 
 
 
 

 











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