四日目 カルタジローネの花階段・カサーレ荘 



 
標高608mの丘の上に広がる灰褐色の屋根、その高台の中へ進んで行くと、色鮮やかな美しい焼き物の装飾建築に出会う
この町ではイスラム支配の頃から盛んだった陶器作りが、今でも受け継がれています。
町のいたるところで南国らしい鮮やかな色の陶器に出会います。
 
      
   
 
 
 
   
今朝は9時にホテルを出ました、カルタジローネを向かう途中、草原でロールにされた枯草を見かけましたが、牛や羊は一度も見ませんでした、どこにいるのでしょうか?
   丘の上にぎっしり広がる町並みが見えてきました。
あの町がカルタジローネのようです
 
 
 
 
  町の入り口で、バスを下り、後ろに見えるのが乗って来たバスです、この汽車の形をしたトロッコバスに乗り換えます、
運転はバスの運転手さんがおこないます

乗って良かったです、ずっと上り坂が続きます
駐車場がないからか、車が停車していて、やはり大型のバスでは通れない道です
バロック様式の町並みが続きます
 
 
 
 
 

 終着地の大聖堂が見えてきました
大聖堂の屋根は陶器で有名な町らしく、エメラルドグリーンの陶板です。マヨルカ焼の技術はアラブ人によりカルタジローネに伝えられ、ここからイタリア各地に広がりました
 
道路の正面に見えてきました、階段らしきものが・・・
階段を上ると一段と高くなるということのようです
142段あるそうです
 
   
カルタジローネの花の大階段

     
   



142段のスカーラ(階段)に大きな花模様が描かれています
 
   



ここは上るのは自由です、上らない方もいらっしゃいました
私たちは、いつでもどこでも”お上り”さんで、上ると視界が良くなるので、とにかく上ります
写真のように階段の蹴上がりには動物や植物をモチーフにしたデザインのマヨルカ焼の装飾が組まれ、
遠目には美しいモザイクのようです
 
     
   
   
 
 
 
階段を上がると、鉢植えはゼラニュームの花で、赤色の濃淡で描かれています
ノートの様に花びらにすると3日しか持ちませんが、鉢植えだと何か月も持つことでしょう
   マヨルカ焼のタイルが青い色が基調ですが、そこに黄色や緑色や茶色、オレンジと混ざり、中々カラフルです  
   
   
 
   
階段の両側には、マヨルカ焼の陶器店が並びます
   
こちらも陶器店で、飾り絵皿が並んでいます
 
 


汗して苦労した甲斐があります、上った者だけの特権の景色がそこには広がります
遠く海の方が見下ろせます、もちろん地中海です
 
 
 
   


142段の階段を上り詰めた上には、サンタ・マリア・デル・モンテ教会があります
12世紀に創建された教会です
 
   
   
 
 
柱の上の方が、水色に塗られ、爽やかと言うか清々しいく感じます
 
淡い水色に塗られている、この天井が特徴だそうです
 
   

汽車の形をしたトロッコバスに乗り町を下ります、バロック調の町並みが素敵です
 


こちらも絵になるような、狭い路地があります
 
     
     


 



 
世界遺産のカザーレ別荘跡(正確にはカザーレの古代ローマ時代のヴィッラ)〔Villa Romana del Casale〕は、ピアッツァ・アルメリーナの町から、5kmほど離れた緑豊かな郊外の山間部にひっそりと佇んでいます。(現在は何もない田舎ですが、古代ローマ時代はカターニア−アグリジェントを結ぶ道路が、屋敷の近くを走っていました。)
屋敷の床に残る3500u以上の見事な表現力豊かなモザイクは、現代に残る古代ローマ時代の床モザイクの傑作とされています。

モザイク床に次いで面白いのが、お風呂好きで土木技術に長けていたローマ人ならではの上下水道設備。水道橋、温・微温・冷浴室設備、水洗トイレ、雨水貯水設備が残り、近くの川から屋敷に水を引いてきていたため、水道橋の跡もあるそうです。

なお、このカザーレ別荘跡、現在でも発掘中の部分があり、新たな建物が見つかっているため、将来公開される予定だそうです
 
      
  カザーレ別荘跡


 
     
   
屋敷は、正門、玄関、柱廊の中庭、バジリカ、食事の間、温浴室、微温浴室、冷浴室、体育室、雨天体育場、台所、大廊下、家族の寝室、客人の寝室、召使部屋、水洗トイレ等で構成されているそうです
  そのほとんどの床にモザイクが残ります
このモザイクは左の柱廊の廊下の模様で、天然石の色そのものが使われています
だから色あせることがありません
 
   
   
 
具象モザイクに描かれている絵は、古代ローマ帝国の生活や出来事や、ギリシャと密接な関係があったシチリアらしくギリシャ神話に、因んだものが多いです

  手前の床にも一面に当時の生活の暮らしぶりやらが描かれています
この人物の描き方も素晴らしいし、当時の服装や道具も良く表現されているので、当時の様子がわかります
 
 
   
 
これは浴場?だったのかしら?周りのタイルに絵が描かれています
  いるかかクジラの絵、舟の様子、着ているものが詳しくわかります  
     
 
何の部屋でしょうか?鳥や動物が描かれています、森の様子がわかります
日本と違う西欧の石文化を身近に感じることが出来ます
   
乙女達が競技をするモザイク、棕櫚の葉を持つのが優勝者
ビキニはローマ時代からあったのですね!雨の日の体育室の床だそうです
 
         
   
こちらは外の広場です、室内には高い床が造られ、見学者はそこを通りながら、下のモザイクを見ますが、ここは直接3〜4世紀のモザイク画(世界遺産)の上に立てます。
   
既に剥げてしまったモザイク画もありますが、上のようにこんなに綺麗に残っているモザイク画を身近に見ることが出来ました、素晴らしいです。
 
         
   
これも外にある建物の屋根がありません。
屋敷の持ち主は不明ですが、ローマ上流階級の一員、おそらくローマ皇帝マクシミアヌス帝(即位285-305)のものと推測されています。
   
、カザーレ荘全体の案内図です、とても広い別荘です。
モザイクの精巧度と緻密度、具象モザイクの見事なまでの表現力の高さ、当時地中海全世界を支配していた古代ローマ帝国の各地方から運ばれてきたと思われる実にさまざな色の大理石から判断して、桁はずれの権力と経済力があったことが分かります。
 
         
         




 

食事・その他

  
 
 
昼食 

     
   
   
 
   
クランベリーのジュース
   
バゲット料理
 
   
   
 
 
 アーモンドソースのパスタ
 
 シーハスのアクアパッツァ
 
   
   
 
   
フルーツサラダ
   
ランチをしたブルケスタという町は素敵な通りで一杯です
 
   
   
 
   
道路の片隅にフラワーアレンジがあり、自転車にも花が飾りつけてありました
   こちらも路地の一角に組まれて、フラワーアレンジメント、さすがイタリアです、お洒落ですね  
 

夕食
(ホテル内レストランにて)


     
 
 
 
 
ジュース
   
チェリートマトとピスタチオのパスタ
 
   
   
 
   
ハタのグリル
 
スイカとメロン
 
   
 
 
   ホテルディオスクリ・ベイ・パレスはリゾートホテルです    
到着6時5分です、7時の夕飯まで間があるのでリゾートホテルなので、散策します。右側がホテルです
 
 
 
 
   
海の側に来ても、まったく磯の香りがしません、それは、シチリア島に川がなく、川がなければ、海に流れるプランクトンもないということで、栄養がなく海で海藻が育たないそうです
岩は石灰石ですし、海藻がないので、海は青い色と言うことです
   突堤に人がいるので、近づいてみると、突堤ではなく、波消しブロックの上から子供たちがダイビングをしています、
どこの子も世界中子供は元気ですね。
何度も飛び込み、ブロックを上がっていきます
 
         

 








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