8日目 トゥルム遺跡とカンクン
    
 
  カンクンから130kmほど南、カリブ海を望む断崖に佇むトゥルム遺跡は小規模ですが、三方を海に囲まれた城塞都市としての面影を残し、13〜15世紀のマヤ文明末期に造られたレリーフもみられます
トゥルムはずっとジャングルで発展したマヤ文化が、最後にたどり着いた地であり、スペイン人が最初に目にしたマヤの都市でもありました
確かに、これまで見た遺跡はシャングルという樹海に囲まれていましたが、ここ異彩を放つのは青い海原に向かって建つ城ということです、トゥルムとは”囲み”という意味があり、強固な城壁と海に守られていながら、海から来たスペイン人との戦いにやぶれ陥落し、マヤ文明も滅亡へと向かったのは何とも皮肉な感じがします

 
         
  カンクンはユカタン半島のてっぺんから少しキューバ寄りに向きを変え、カリブ海に面しています
これまでメキシコ湾沿いだったので、カリブ海も嬉しいです 
  館内を3連結のこのトラムに乗って500mほど移動します
入り口と遺跡の距離があるようですが、観光客の数も凄いです、カンクンは世界的観光地なので尚のようです
 
 
 
 
  土産店もメキシコ風の品揃えです   アカプルコに取って代わったリゾート地カンクンが近いので、リゾートウェアの観光客が多いです   
         
  トゥルム遺跡は写真のような城塞に囲まれていて、小さなマヤ・アーチの入り口(2mぐらい)から中に入ります    遺跡跡が点々と並びます  
 

風の神殿
 
断崖の緑に建つ神殿は、海側の出入りを監視する担っていたとされます、眼下には小さなビーチがあり、ここはカヌーの出入り口になっているそうです
この日は午後2時までフリータイムの日で、私たち(7名)は、オプション参加でのトゥルム遺跡巡りをしています、現地ガイドさんの説明もいつもより簡単なもので、マヤ終焉の地という興味ははあるのですが、もうこの景色を見るだけでもいいか?
空の青、海の蒼、白い砂…言うことありません(笑)、この地に足跡を残しただけで、良しかな
 
         
   建物は点在していますが、名称がわからないです   ゴルフ場のような綺麗な芝生の中に遺跡があります   
 
 カスティージョ(城)
     
 
 
 
  海を背にして建っている建物がカステージョ(城)です
 右中央寄りにあります
  都市全体を見下ろすように、そびえ立つトゥルムで最も大きな建造物です  
 

 
  カステージョの後ろ、海側へ回りました     海からの風はきつく、帽子が飛びそうで必死に抑えました  
     
 
  正面から見たカステージョです、現在の姿は増築を重ねた結果で、神殿内部には2つの神殿が存在するそうです
壁面には君臨する神が彫られ、階段上部の柱は蛇をモチーフにしているそうです
左手側に見える建物は降臨する神の神殿と呼ばれ、足を天に向けた神の彫刻が地上に降臨する神を意味するとしてこの名で呼ばれるそうです、マヤ文明の他の遺跡では、降臨する神の彫刻は見られないが、トゥルム遺跡では至るところにこの神のモチーフが刻まれているそうです
 
         
  フレスコ画の神殿と呼ばれています
トゥルムの中心地にあり、元々は1部屋の小さい建物だったのが、現在の1階部分の形になり、さらに上部に神殿を増築している
  壁画や降臨している神、雨神などの彫刻で飾られています
中を覗くと、そうした絵に色付けがされ、それが剥げている状態でした
 
 
 リゾート地・カンクン
  
 
 

カンクンの海水浴場
 
 
  トゥルム遺跡から、カンクンのホテルへの帰路、ホテル近くのビーチです
もう蒼さというか、碧さというか、その藍さに、うっとりです、上が右側、左下が左側、右側が中央という写真の撮り方です
両端まで限りなく続く白浜です
余り泳いでないところを見ると波が高めで、海からの風がかなり強い感じです
 
         
  私たちの子供の頃はメキシコのリゾート地と言えば、アカプルコが有名でした、 1963年のエルヴィス・プレスリーが主演した映画「アカプルコの海 (Fun In Acapulco)」の舞台としても取り上げられ、他にも、その風光明媚な土地柄から多数の映画のロケ地として使用され、大規模なリゾートホテルや豪華な別荘が立ち並び、世界中から年間数百万人が訪れていました、
それが、ここ最近はメキシコと言えばカンクンとなり、それも1970年代にメキシコ政府の先導でリゾート地として開発され、現在は年間で300万人を超える観光客やセレブが訪れる、世界的に知名度が高いリゾート地となりました。
近くに世界遺産のチチェン・イッツァや、リゾート地のシカレ、シェルハ、遺跡のトゥルムなどがあり、これらの遺跡とセットでカンクンに来る人も多いそうです 
 
         
  市街地は珊瑚礁の周りのホテルゾーンとダウンタウンに別れており、ホテルゾーンの周りには100軒を超える高級リゾートホテルや豪華な別荘が立ち並んでいます、地図の細い地域です、右はホテルの朝、海で見た朝日です   
         
  こちらも朝のホテルの様子です
大規模なリゾート地ではあるが、メキシコ政府による開発規制が行われていることもあり、海水が非常にきれいで、リゾートホテルの目の前でも海水が透き通っており、泳いでいる魚を間近に見ることができるそうです 
 
   食事 ・ランチ
     
 
     
  パンとフルーツしか食べてないのか?という感じですが、
健康的に旅行を続ける秘訣は、まず慣れない物を食べ過ぎないこと、小食にして 快適に乗りきるのが一番です
  ランチを済ませ、このロビーに2時に集合です
今回はツアー客8名というこじんまりとした集まりで、機動力は抜群でした、そのツアーも終了、これから帰路に着きます 
 
         


 






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