6日目 世界遺産カンペチェ旧市街地区観光F
   
 
 
  メキシコ湾に面するカンペチェは、スペインによって最初に造られた要塞都市、城門の一部や砦がそのまま残り、植民地時代の面影を残している
1540年、F・モンテホ率いるスペイン軍によって征服され、マヤ人の都はメキシコ有数の貿易港に大変身を遂げます
それと同時に新大陸の各地から集められる香木や毛皮、銀などの富が海賊の標的となり、海賊の襲撃がたびたび重なるようになったため、1686年から18年の歳月をかけ、大要塞が造られました
300年経った今もその威容は健在、1999年にはその町並みが世界文化遺産に登録されています

 
    カンペチェ市内散策

     
         
         
  ソカロに面して建つカテドラルで、中はシンプルな感じです   聖母マリアが飾られた祭壇です  
         
   ソカロは町の中心に位置します   カテドラル前のソカロに沢山鳩が飛んできます   
         
  その鳩に餌をやるメキシコの少女、袋を反対に持ち、こぼれ続けています(笑)   外国人観光客(私たち)に声を掛けられ、固まってしまったようで、可愛いですね   
         
  「海の門」 の砦が見えますが、現在修復中で、フェンスがあり、行くことが出来ません、すぐ海が広がります   その門の通じる町中の道です、漆喰にパステルカラーの可愛い家並みが続き、石畳がコロニアル調の街並みです   
 
 
 
  こちら大通りにもカラフルなスペイン風家並みが続きます
何年かおきには、家の外壁を塗り替えるそうです 
  町民の台どころである市場に来ました
食品、日常雑貨で賑わっています 
 
         
  フルーツも一杯で、日本では売らないような熟したバナナも店頭にあり、手前のじゃがいもみたいなフルーツはマンゴーです、小さくてじゃが芋みたいです   トルティーヤはメキシコの主食で、ここで捏ねて生地として売っていますし、焼いて売ってあるものもあります、お店で朝食として食べて行く家も増えているそうです  
 
 
  こちらは「陸の門」で、サンフランシスコ砦と呼ばれています、かつての城壁は2,5kmの長さで、市街を囲んでいたそうです
当時の海賊は、ヨーロッパ諸国の後押しを受けた軍隊のようなもので、新大陸で巨万の富を手に入れたスペインに対して、遅れをとった国々がその富を奪おうとしたのです、1685年には、カンペチェはフランスの海賊によって2か月間ほど占領されたこともあります、1686年に建設が始まったカンペチェの要塞は、18世紀初頭に完成しました
 
  世界遺産ウシュマル遺跡 G
   

魔法使いのピラミッド
 
  カンペチェからバスで1時間半、ユカタン半島北部のプウク地方にあり、7〜10世紀のマヤ文明最盛期に政治、経済の中心地でした、写真の「魔法使いのピラミッド」をはじめ、華麗なる装飾で埋め尽くされた遺跡が残されています、1996年世界遺産

メキシコの遺跡(ピラミッド)は、形を変え、場所を替え、とこれまでも見て来て飽きないのですが、これまた姿、形が曲線で描かれ、石の色がこれまでになく黄色く、白っぽく、凄く優美な印象です、小人が一日で造り上げたという伝説から「魔法使い」という名が付いたそうです

以前は このピラミッドにも登れ、そういう写真を見たのですが、女性が落ち死亡したということで、禁止されてしまいました
 
    魔法使いのピラミッド
     
         
  すでに私たちの前に外国観光客のツアーが一番良い日陰で説明を受けているので、私たちは少し待ちました、この日の気温は35℃です、ただしこれは後姿です   ぐるりと回ると、横は石が崩れています
石が白く感じたのは漆喰が塗ってってあったからでしょうか、正面の石は黒いです
 
         
   石の間からかを覗かせるイグアナです   ピラミッドの正面に向かい合い、四角に囲むように宮殿が建っています   
 
 
  こちらが正面です、高さ35m、小判型の石を積み上げた丸みのある形が特徴です
内部に隠された神殿を含み、異なり時代に建てられた5つの建物が組み合さっており、とくにチュネス神殿と呼ばれる一面のモザイク模様に飾られ美しいです
大地に突き刺さった石碑は、雨神は男性、大地は女性で、それが交わることにより農作物が育つと考えられていました
 
          
   頂上の神殿の形そのものがすでに雨神チャックで、モザイク模様も美しい   向かって右の階段の脇に、ずらりと雨神チャックが並んでいます   
         
  逃げるのか?逃げないのか?様子見のイグアナ    こちらも出るのか?出ないのか?アップで撮れました   
   尼僧院      
         
   取り囲む建物は異常なまでの装飾がなされています   中央のマヤ・アーチの間からすっぽりと収まって見える魔法使いのピラミッド   
 

尼僧院
 
 
  魔法使いのピラミッドの西にある、この建物は、広大な中庭を4つの矩形(くけい)の建物が取り囲み、沢山の小部屋を持つことから尼僧院と名付けられた、実際は宮殿であったともされている
内部の天井は、すべてプウク の特徴であるマヤ・アーチで造られています、外壁はプウク様式の過剰なまでのモザイクや雨神チャックの装飾がなされ、特に上部で羽を広げているククルカンはその建造物がトルテカ文化の影響を受けているとされる
ユカタン半島南西部には小さな丘が連なり、丘や山を意味する「プウク」地方と呼ばれ、この地域は川がなく生活用水の確保は最重要課題でした、そのため人々は雨神チャックを深く信仰し、いたるところにチャック像が祀られています
 
         
  それぞれ小さい部屋が並び神官が住んでいたといわれ、壁面は過剰なほどのモザイク模様とチヤック模様、そして神々や蛇、ジャガーなどで覆われている     プウク様式の特徴は建築物の壁一面に彫刻を施した石を組み合わせ複雑なモザイク模様や、蛇など数々のモチーフで華麗に過剰に装飾していることです   
         
  宗教的意味合いが強かった球戯場   石のゴール、サッカーのように手が使えなかった   
   総督の宮殿
     
 

総督の宮殿前の双頭のシャガー
 
 
  壮麗に飾られた外壁と建築中央に見事な大アーチを持つ、マヤ建築の中でも最も調和の取れた建築物のひとつです
双頭のジャガーを象った石像から総督の宮殿を望む 
 
         
   建物は横187m、縦170m、高さ8m〜12mのテラスを基壇とし、上にさらに3層のテラスが重なる、内部には横18m、奥行き5mの大部屋をはじめとして沢山の部屋が造られている   中央にある美しいマヤ・アーチ   
   大ピラミッド 
     
 


大ピラミッド  
 
  高ささ30mのピラミッドで、 修復された北側以外は鬱蒼と茂る緑に覆われています
高さが一番高い建物で、この上からの眺めがすばらしく、下のように真下に総督の宮殿、その向こうに魔法使いのピラミッド、さらに尼僧院と一望にすることが出来ます
 
 

大ピラミッドからの景観  
 
         
         
  その反対側の茂みの中に、壁だけ残った遺跡が見下ろせます、総督の宮殿が出来る前に行政機関として使われていたそうで、格子窓が鳩小屋のように見えることからハトの家と呼ばれています    大ピラミッドの頂上には雨神チャックや人物の顔、飛翔するインコなどの彫刻が残っています、また写真のように角に彫られているチャックは独特の鉤鼻が横から見ることが出来ます、全体に細かいモザイク柄が彫られています   
         
  カメの家と呼ばれ、長さ30m 幅12mの細長い建物で雨乞いの儀式に使われていたとされる、建物の上部には4方向全て一定の間隔で亀が連なっています   その亀のアップです
建物から絶大な権力を有していて、雨乞いは重要課題、任務であったことが想像できます 
 
         
  カッコイイ!
イグアナも空を見上げて雨乞いでしょうか・・・
沢山イグアナの写真を撮りましたが、メキシコではもう珍しくもないのですが、これが動物園でなく、守り神のようにこのピラミッドの地に野生でいることが素晴らしいと思いました 
   見納めです、
形が違えばまた新鮮に見えるピラミッドですが、美しいと感じるピラミッドに出会うとは思いませんでした(笑)
当時の人たちの技術力の高さを、直に感じることが出来ます、確かにマヤの国に来たと実感できました
 
     
  展示写真    当初や修復途中の写真が飾られ、石ごろごろの貴重な写真があるので、載せておきます
崩れた石を組み立てるのは本当に大変だったことでしょう 
 
 
 
 

 
 
   

 
 


   

 
         


 






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