5日目 サハラ砂漠→トドラ渓谷→カスバ街道
サハラ砂漠
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サハラ砂漠は、アフリカ大陸北部にあり、地球上で最も広く、最も乾燥した砂漠でその範囲は,周辺の半砂漠地域を含めると、
西は大西洋岸から大陸を横断しナイル川を越えて東は紅海岸まで、北は地中海岸あるいはアトラス山脈南麓から北緯14゜線の スーダン地方まで、東西5600km,南北1700kmに及び、総面積約1000万km2とアメリカ合衆国の広さに匹敵し、アフリカ大陸の 3分の1を占めています
サハラの名はアラビア語で「荒れた土地・砂漠」を意味するサフラー(sahra)に由来します、サハラ砂漠は平均して標高300mの台
地から成りますがアルジェリアやニジェールでは標高2000mを超える山地もあります
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上の図のように、サハラ砂漠は、アフリカ大陸北部にあり、その範囲は、周辺の半砂漠地域を含めると、西は大西洋岸から大 陸を横断しナイル川を越えて東は紅海岸まで、北は地中海岸あるいはアトラス山脈南麓からスーダンまでという広大なもので、 砂漠地帯は地中海側の景色から一変します
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早朝4時起きで、前日買い込んでおいたウェハースなどの軽 食を済ませロビーに集合です
前日と同じ4WDに乗りホテルを出発します
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まだ夜明け前ですから、暗い中、ラクダに乗って出発します |
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ラクダの背幅は広く、大きく足を広げて乗り込みます
ラクダが立ち上がる瞬間は、自分の身体が逆さまになる感
覚で、その時が一番怖かったです
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ラクダの大きさも様々で、私が乗ったラクダは白色で、大き いラクダで、その分足を広げたままになるのが大変でした ラクダと言いますが、楽な乗り物でないのが実感です(笑) |
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ラクダの終点駅でしょうか?ここでラクダを降ります | 乗せてくれた民族衣装のラクダ使いです、若い青年です | |||
それぞれのグループで、さらに高い丘の上を目指します | これまで「月の砂漠」の歌詞でしかなかった世界が現実です | |||
明るくなると赤い砂が魅力的です |
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ラクダ使いのお兄さんに写真を撮ってもらいました
この後、サハラ砂漠は砂の粒子が細かいので、カメラを落と したりすると故障する人が過去いたからと、何度も注意を受 けたのですが、まさに私のカメラがそういう状態に陥りました 落とした自覚はないのですが、砂が舞い込んだり、砂まみれ
の手で使用したかもしれません
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カメラで写そうとすると、強制終了がかかり、ERRORと出るよ うになりました
それを何度も繰り返しているうちに日の出の時間となりまし
た、うす雲がかかり、こんな状態です
やはり持つべきものは友で、ここからは友人のカメラで写さ
せてもらいました |
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帰り道は、友人と交代して、私は歩きです、友人の写真を撮 って上げると追いかけるのですが、砂漠の砂に足がめり込ん で前に進みません、こんなに歩き難いものだと初体験です、 さすがラクダの足は上手くできていますね、あの重さでも砂に 沈まないように出来ているのですから感心です
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朝7時頃にホテルに戻りました、それから、朝食です
パン中心にヨーグルトとフルーツで頂きました
8時15分に集合して、これから通常 行程の始まりです
カスバ街道を通って、一路ワルザザートヘむかいます
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ベルベル人のテントと家
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昨日と同じ4WDに乗り込み砂漠を移動します、その砂漠に 遊牧民のベルベル人のテントがあります、6か月はアトラス 山脈近郊、残りの半分はサハラで暮らしています
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ベルベル人の子供が、針金と自分たちの服(着れなくなった
?)で作ったラクダとベルベル人の お人形です
数少ない現金収入の一つで、友人が一つお買い上げです
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傍で見るテントはかなり大きいです
羊の毛を編んで作ったもので、ごわごわしています
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中には布団が片付けられ、広い空間になっていました
ベルベル人のご婦人に、どうぞ中へ入って見学してくれと促
されます
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テントの横に、日干し煉瓦で作った家があります 中は2、3のスペースにわかれています |
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その中でもこちらは台所のようです 水桶や鍋類、食器がおいてあります |
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市場 (エルフード)
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4WDの乗り込んだエルフードに戻り、いつものバスに乗り換 えます、エルフードの町を出るときに市場を見かけました
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こちらの自転車には、スタンドがなく、倒して置いてあります ブレーキのないのもあるそうで、多くの人で賑わっています
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左上ははロバの馬車で荷物を運びます 、右上はカフェです 、エルフードは1917年にフランス軍の駐屯地として造られました ここはサハラ砂漠の入り口であると同時に、タフィラルト(ズィズ川のオアシス地域)の中心的なオアシスでもあります
この市場でも包装はビニール袋が使われ、これまでの紙や木の製品等だと、砂漠に放置しても溶けて消えて行ったでしょう 、ビニールはそうはいかないので、砂漠のところ所に、白や青やピンクのビニール袋や切れ端が点々と放置されています
ゴミ箱に入れる習慣はなく、羊が食べたり、野生の鳥が食べたりと、すでに公害になっているのではと、文明の被害を感じます |
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カナート・八タライ
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道路の両端に沢山の小山が見えます、これらは「カナート( カタラーナ)」と呼ばれ、地下灌漑水路の跡です 、井戸は横 穴で伸ばし、長いものは十kmに達すると言われています
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小山の下にある井戸から水を汲み上げるため、井戸の上に は糸車のような形の ものが据えられて、これを回転して水 の入ったバケツを汲み上げます
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現在の水路は土管で繋がれ、数十mおきに、写真のような 群青色の蓋がついていて、地域の関係者が鍵を開けて使用 するそうです。砂漠の砂の色にこの蓋の色が良く映えます |
こちらは川の傍で、水遊びをする少年たちで、すぐそばでは 大勢の人が洗濯していて、大物を洗っている感じで、いかに 水が貴重かがわかりました
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カスバ街道(エルラシディアからワルザワード間)
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ティネリールオアシス ワルザザートとエルラシディアを結ぶ東西のルートをカスバ街道と呼ぶ、カスバとは、城壁で囲まれた要塞のことです
ティネリールの町は、そのほぼ中間、トドラ川を横切る所にある、人口は1万5000人、もとはワルザザードと同様にフランス軍 のサハラ前線基地として造られたいまだ伝統の色濃く残るエリアに住むベルベル人たちの中心的存在としてにぎわう町となって います、茶色の世界と対比した緑が印象的です
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トドラ渓谷
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ティネリーの町から、トドラ川の方に道を下って約15 km、 そこに切り立った岸壁が立ちはだかるのがトドラ渓谷です |
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渓谷の入り口にホテル・エル・マンスールをはじめ数件のレ ストランとホテルがあります、YASMINAで昼食を頂きました |
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トドラ渓谷 ヨーロッパのロッククライマーたちは、わざわざこの岩盤で練習するために集まって来るそうで、 この日も命綱をつけて上っている人がいました。水は透き通るほど綺麗で、とても冷たかったです |
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ダディス渓谷 このあたりからダディス川に沿ってオアシスが点在します、素晴らしい景観です
この先60kmぐらい進むとダディス渓谷があり、ヨーロッパの人たちはレンタカーでこの渓谷のドライブを楽しむそうです
背景の山はアトラス山脈でしょうか、今ではサハラのメインストリートを走るのは大型観光バスですが、当時はラクダのキャラバ ンだった頃、これらの壮大な風景を見ながら、何日間もかけて旅したことでしょう、当時のカスバ街道が偲ばれます
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エル・ケラ・ムグナ(薔薇の村)は毎年5月の薔薇の収穫になるとモロッコでも有名な薔薇祭りが開催され世界中から 観光客がくるそうです
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薔薇に関する土産物店、薔薇水、薔薇のクリーム、香水等 が大人気です
私たちも並んで薔薇水を買いました、現在4時20分です |
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ベンモローカスバ は現在はホテルとして使用されているそ うです、その脇を通り、オアシスの散策です
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ヤシの木々が立ち並びます。道中材木として、ヤシの皮をむ き、等分に割ったヤシの木材が干されていました
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オアシス内は砂漠とは 思えない緑が広がり、脇道にはオリ ーブの木があり、道がぬかるみ、青々とした畑が広がります |
私たちがバスを降りたときから、10人ぐらいの子供たちが、 「あめ、あめ」と追いかけてきました、その中の少年が、畑へ 入ります、虫取り中かな?
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大きな河原が見えてきます、その先にあるのがアマディー ルカスバです。現在は一部博物館になっているそうです、 |
川に水が流れると行けなくなります、めったに水は流れない のか、そう言えばまだ橋を見たことがありません
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その他・ランチ
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タジン鍋
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トドラ峡谷の崖下のホテルでの食事・スープです | ||||
本場のタジン鍋です 、タジンはモロッコの代表的な家庭料理 です、肉や野菜をとろ火でじっくり煮込んだものです
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すっかり蒸されて野菜もとても柔らかいです
皆で、モロッコの料理は老人食から介護食へと、どんどん柔 らかくなっていく、歯がなくてもいけると言い合いました(笑) |
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ワルザザートのホテル
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保養地のようなホテルです | 部屋の窓を開けると、中央にプールがあり、周りは花畑にな っています
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夕飯(ホテルにて)
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スープ以外の写真は取り忘れました チキンのグリルだったそうです |
旅行社のガイドの方が食堂で作った素麺です、久々の日本 食を美味しくいただきました、もちろん麺汁も持参されていま した
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