五日目 世界遺産カッパドキア (気球から)
 



  
 
カッパドキアはアントリア高原の中央に広がる大奇岩地帯、キノコ状の岩に代表される奇岩の不思議な景観
奇岩の中に残された膨大なキリスト教壁画、地下何十mにも堀り下げられた地下都市とさまざまな顔を持つ、トルコ最大の見所です
気球体験はオプション組まれていないので 、旅行会社は責任を持たないということでしたが、現地ガイドさんの
「日本に来て富士山を見ない、京都に来て銀閣寺を見ないに匹敵する」という言葉に、なるほどと興味が湧きました
またカッパドキア2連泊なので、明日だけは朝の9時まで自由時間となっています、経費2万円はお高いですが、自分のお土産にトルコ石かスカーフでもと予定していたのでそれを回せばよいだけのことだと思いました、つくづく残らないものにお金をかけるなー、と思いましたが、また気球だけ乗るためにトルコには来ませんからこの際です。

朝4時45分に起き、ホテルに迎えに来た車で5時15分出発し、センターで簡単な朝食を頂き、グループ分けがあり、さらに簡単な注意がありました
私たちのツアーからは12名の参加があり、12名の台湾の方とで24人乗り1チームとなり、2台の車に分乗し現地に向かいました
早朝5時ですからまだ真っ暗です、広場に着くとすでに立ち上がっている気球もありました(上の写真)
  籠が横に倒され、バルーンにバーナーで熱を送って膨らまし
ます、24人とパイロットが乗るので予想以上に大きな籠です
バルーンが立ち上がるとパイロットが乗り込みバーナーでさ
らに熱い空気を送り込みます
 
頭の上で、ゴッーという音がすごく大きく聞こえ、熱いです
籠に梯子をかけて、手を支えてもらいながら乗り込みます
籠は4つに仕切られ、中央寄りに重い男性、籠の端よりに軽
い女性が乗り、いよいよ出発です
 
   
  回りの気球も浮き上がり始めました、薄らと見えます    私たちの気球が上がりました、車からカメラマンが撮影 
   
  次々と上がるバルーンが壮大でワクワクします    はるか向こうの高くなったところがウチヒサル(とがった塞) 
       
   
  こうした地層は数億年前に起きたエルジェス山とハッサン山
の噴火により、火山灰と溶岩が数メートルずつ積み重なり
凝灰岩や溶岩層になり、それが風雨に打たれて浸食がすす
み固い部分が残り不思議な形の岩となったそうです
 
そのエルジェス山からの日の出は7時25分ぐらいです、富
士山のような山の形です
バルーンからのご来光で、何とも言えない感動がありました
あんなに離れているのに、凄い噴火だったのでしょう
     
   次の日の気球の数は75個上がったそうで、この日の方が
多い感じがしました、ギョレメ・パノラマが素晴らしいです
  奇岩の間に気球がクラゲのように浮いて、不思議な自然の
景観と相まってユーモラスです  、正面の岩がローズバレー
   
   陽気なパイロットで、ガスバーナでリズムを刻んだり、どの
バルーンよりも高く上がったり、岩に近づいてひやりとさせた
りと空中散歩を楽しみます
  私たちの乗ったバルーンの影を岩に写し出してくれました
日が昇ると空の青さが映えます


 
  そして1時間近い大自然の不思議に圧倒されながら、また風任せなのに、器用に一回転したり向きを変えたりとパイロットの
腕にも魅了され、空中散策を楽しむことができ、すっかり寒さも吹っ飛びました、 2万円以上の値打ちがありました

   
 
着地はブドウ畑にすっ飛んできたトレーラーの台の上に、数
人係りのスタッフの力で24人乗りの籠ごと着地、大成功です
他のバルーンが地面に何度も籠をぶつけて悲鳴が上がって
いました、その分私たちのパイロットは腕が良くブラボーと皆
で讃えました
  籠は私の肩の高さ程あるので降りるのも大変ですが、手を
支えてもらい飛び降り、こちらも無事に着地です
素早くグラスとシャンパン、ジュースが並べられ、成功の乾杯
です、キャプをかぶった方が若く陽気で、腕の良いパイロット
で、その後修了証書を持って記念撮影をしてもらいました 
       
   
  8時半にホテルに戻りました、洞窟ホテルの洞窟の部分です、私たちは左側で普通の部屋でした (このホテルは旅行本に載っています)   ホテルの窓から見た、ウチヒサル、とがった砦という意味の巨大な一枚岩の城塞です 
       



世界遺産カッパドキア(地上から) 
 
今日は朝の5時から活動していますから長い一日になりそうです、9時から通常の見学に出ました、地上からです
カッパドキア とは「美しい馬の地」という意味があります
       
   
  洞窟民家の訪問で、入り口にトルコの魔よけの目玉が飾っ
てあります 
チャイをご馳走になりながら暮らしぶりを聞きました
  部屋の中は窓がくりぬかれ二部屋あります、手織りの絨毯
が敷かれ、絨毯織は女性の仕事で、男性は狩りでした
今はここに住んでいなくて観光用に出勤してくるそうです
   
  絨毯屋で絨毯の実演見学です。作図が前にあり、その通り
に短い縦糸を手で括り付けていきます 
  こちらは繭から、手前の刷毛で、糸の先端を引き出し、糸を
巻きつけます。熟練でしょう、あっという間に仕事が進みます 
 
ギョレメ国立公園
 
 
早朝に上空から地図帳のように眺めたカッパドキアを今度は地上で見て歩きます
巨岩、奇岩の連なる光景に、これも地球という感慨が湧きますが、確かにユニークで地球創世期のような世界に迷い込んだ気
分がします
セリメ村というところはスターウォーズエピソード1の撮影場所にもなったというのが納得です
カッアドキア地方はヒッタイト時代から交易ルートの要の地として栄え、4世紀前後からキリスト教の修道士が凝灰岩に洞窟を
掘って住み始めました
 

カイマルク地下都市


 
   
 
地下都市は他のものが進入できないよう、迷路のような構造
になっています、  地下8〜9階建ての都市で、人は地下1〜
3階と光の射すところに住んでいたそうです
外に葡萄を植え、ワインはキリスト教の文化で栄養源でした
  そこには大小様々な部屋、キッチン、寝室、馬小屋、テーブ
ル、ワイン醸造所、食物保蔵庫、教会、井戸、トイレ、通風孔
、教会等がありました。この穴のあいた石で、穀類や香辛料
を砕いたそうです
       
  敵が攻めて来たら大きな石の扉を転がして閉める   バス停から地下都市の入り口までの道中に並ぶ土産物店
 
セルヴェ野外博物館

 
 
   
 
まずセルヴェ野外博物館です
  パシャバー(地区)にあるキノコ岩群 
   
 
3本の煙突のようで「妖精の煙突」と呼ばれています
  上の岩窟に住居や教会(キリセ)があり、これは修道院です
 
ギョレメ野外博物館

 
 
   
 
昼食後ギョレメ野外博物館へ行きました
ギョレメの地名は「見てはならぬ」の意味で、キリスト教徒に
とっては「見られてはならぬ」の意味で、岩窟に教会を作り、
約30の教会があるということです
  イスラム教がこの地を治めると、キリスト教徒は再びこの地
に集まるようになります 、戸の岩窟の中は教会になっていて
赤色で描かれたフレスコ画があります。(11世紀描かれた
撮影禁止で写真はありません
   
  ここは撮影が出来たので撮りました、偶像崇拝禁止時代は、
幾何学模様風の十字架が描かれています
  こちらは長い石のテーブルがあり、最後の晩餐と呼ばれてい
る、台所として火を使ったようで天井、壁が黒くなっています
   
  上からの眺めです、下の教会でも色鮮やかなフレスコ画を
見学する
  岩に小さな穴がいくつもあり、鳩が沢山居て鳩の谷と呼ばれ
ているそうです 
 
ミニハイキングとローズバレー

 
 
   
  30分ぐらいの散歩コースを歩く、絶景かな、ローズバレーが
見えます
  スリーシスターズ(3姉妹の岩) 
上部の傘部分は鉄分が多く,侵食され難い岩で,その下は
侵食されやすい石灰分の多い岩なのだそうです
     
  向かいの岩に私たちの影が映っています   ラクダ岩(翌日の早朝の写真)です   
 
 
 
  ローズバレー(薔薇の谷)に来ました、まさに赤い岩、谷が燃えるようです    
     
  ローズバレーからの絶景の夕日を眺めました    ライトアップされた奇岩の夜景の鑑賞もしました   
         



 

食事・他


       
     
  洞窟食堂で昼食です、ワインを そそぐ    テスティ(壺焼き)ケバブ
     
  のびるアイスクリーム売り (ギョレメへ行く道中)   ホテルで夕食 
       


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