六日目 世界遺産ハットウシャシュ遺跡
 



今から4000年以上前の紀元前25世紀頃、この土地には八ッティ人といわれた人々が暮らしていました
  その後インド・ヨーロッパ語族の一派が移動し、八ティ人を支配して、このあたり
に住み着きました。かれらこそが史上初めて鉄器を使用し、大帝国を築き上げ
たヒッタイト人です
紀元18世紀頃、ヒッタイト人の王はこの地形に目を付け、王城を築きました
まず神殿と住居を造り、現在ビュユックカレと呼ばれている城塞を築き、都市の
防御の要としました。現在も広大なエリアにヒッタイト王国の栄華を物語る遺跡の
数々が広がっています
 
陶器工場の見学

   
  朝7時ホテルを出発です、今日も75個の気球が上がってい
ます、風船のようです
   早朝から陶器店で、陶器の実演を見学します
   
  細かく書かれた絵柄に着色しています 
   白生地から上薬まで5行程が表されています
 

ヤズルカヤ

ハットウシャシュの北東2km程の地点にトルコ語で碑文のある岩と言う意味のヤズルカヤ遺跡はあります
紀元前13世紀に造られた岩づくりのパンテオンで、ヒッタイトの神々や女神のレリーフが良好な状態で残されています
   
  屋外神殿の岩 
  ギャラリーと言われる岩場を進みます 
   
   12人の黄泉の国神の行進のレリーフ一   トゥドハリヤ4世像
 
ハットウシャシュ

ヒッタイトは黒海を渡ってきた北方系民族で、鉄器を初めて使用したことで知られています
ボアズカレ(トルコ語で峡谷の城の意味)に首都を置いたこの王国は、次第に勢力をまし、紀元前1400年頃に帝国となります
   
紀元前1285年にはラムセス2世のエジプト王国を撃退するほど強大となり、世界最初の平和条約、「不可侵条約」が エジプ
トと結ばれました

入り口近くにある大神殿跡から見学です、この大神殿跡と住居跡を第一市と言い、上の方に第2市があります
 


一部の城壁が復元されていますが、あのような城塞が回りを取り囲んでいたそうです
ハットウシャシュの最高神である嵐神テシュプとともに、太陽神アリンナが祀られていた
縦165m横130mもあったという大神殿です
 
   
  今も発掘中で石ばかりですが、赤い水瓶も見つかりました
  ライオンを彫った石 
   
   青い石は謎(?)
  基礎の石部分が残ってます、この上に日干し煉瓦が積み上
げられていた
 


 
第一市からバスに乗り、丘の上に来ます、この丘の上に広がる遺跡が第二市で、この町に入るのに6か所の門があります
   
  このようにライオンの門の上にも石組みがされていた図 
  門の中から 見下ろした遺跡群(第一市も見える)
 

 

こちら逆光ですが、スフィンクス門で、右側にスフィンクスが彫られています
       
   
  スフィンクス門の解説 
  どこまでも続く大城塞です 
   
  この辺が標高が一番高く、そこからの南側の景観です
こちらの傾斜が緩いので、全長250mに渡って石を積み上
  石灰岩がピラミッド状に20m積み上げられた急傾斜を下ります
 
 
スフィンクス門、地下道で外部とつながっている 
  この階段は凄い急傾斜で相当怖かったです
    
   
  中は真っ暗ですが、出口が見えます    こちら内側で、出口が小さく遠くに見えています 
 
この大城塞付近に書庫があったようで、粘土板に楔形文字で記された1万枚もの文書が発見されたということです
この中に2000kmも離れたエジプトのラムセス2世とヒイッタイト王ハットウシャシュ3世の間で交わされた平和条約の書簡が
発見され、エジプトのカルナック神殿にも同じ内容のものが発見されています
現在、王の門のレリーフやこの書簡はアナトリア文明博物館に保管されています

物言わぬ遺跡群は、その当時の人々の営みを語りかけます
紀元前2000年・・・、当方もつかない年月に、脈打つ人間の歴史を感じます、何かすごく感動する遺跡でした。
       



 
食事・その他 

   
  トルコのトイレです、日本と向きは反対で穴のある
ところが後ろです
手前の水道に水を汲み、自分で流します 
  駐車場に停まっていたトラックに荷台に巨大キャ
ベツが積んであり驚きました。
普通のキャベツの6倍ぐらいありました
       
   
   昼食のスープ
  キョフテ(肉団子) 
   
  210km走り、首都アンカラの街に入りました
  トルコで一番大きなスーパーへ立ち寄る
   
  ホテル、スルメリアンカラの部屋
  夕飯のスープ
   
   メインデイシュ   朝食時、木枠の蜂の巣のままあり、切って使用
       




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