世界遺産 イスタンブル歴史地区 (2)

スルタンアフメット・ジャーミィ 


 



スルタンアフメット・ジャーミィ(トルコ語で寺院)=ブルーモスクです
 

スルタンアフメット・ジャーミィは、このあたりの地域名にもなっている
とおり、旧市街の観光の中心であり、壮大なその姿はイスタンブル
の象徴です
トルコのジャーミィは丸天井のドームと尖塔(ミナーレ)に特徴があり
、スルタンアフメット・ジャーミィも例外でなく、6本のミナーレと高さ4
3m、直径27,5mの大ドーム、4つの副ドーム、30の小ドームをも
っている、6本ものミナーレをもつイスラーム寺院は珍しい
このジャーミィは、オスマン帝国の第14代スルタンアフメット1世の命
を受け、ミマール・スィナンの弟子のメフメット・アーの設計により、1
607年から1616年の7年の歳月をかけて建造された
言い伝えによると6本のミナーレはスルタンから「黄金(=アルトゥン
)」と所望されたメフメットアーが「6(アルトゥ)」と勘違いしたため、こ
のような類を見ないものができあがったという
世界で唯一優美な6本のミナレットを持つモスクと評される
   
   
  正面や横に 広い芝生の庭園があります   広々とした絨毯が敷かれた中に、シャンデリア風な電球が
円状につるされ、幻想的な雰囲気が出ています
 
  この大ドームの高さは43m、直径は27.5mあり、 周りには4つの小ドーム、30もの半ドームもあります
ドームには260個もの小窓やステンドグラスがあって 、周りのイズニックタイルに優しい光が差し込んでいます
   
  そのドームの周りにこのような2万1043枚のイズニックタイ
ルが使用され、花模様が描かれています、白地に青の色調
の美しさからブルーモスクと呼ばれています、改修前はもっ
とブルー色が強かったそうです
  こちらは床の絨毯で、真ん中に描かれているのはチューリッ
プです、チューリップと言えばオランダが有名ですが、元はこ
のトルコが原産の花ということで 、国花としていたるところで
描かれています
   
  こちら廊下の柱の上は赤と白の石でアーチ型に、上にはイ
スラム教の教えが書かれています 
 
この大きな柱は「象の足」と呼ばれ、直径は5m、4本で大き
なドームを支えている、表面は大理石が貼られています
   
 
この正面が中央祭壇で、メッカの方向を指しています
ステンドグラスから差し込む光が優しいです
 
正面出入口で、靴を脱ぎビニール袋に入れて見学します
見上げると、ドームは本当に大きいです
 


中庭に立って見ると、4本のミナレットしか見えず、私たちの立つ後方に2本のミナレットがあり、6本のすべてのミナレットを
入れて写真を撮ろうと思うと、結構離れないと画面に写りません。
ちなみにミナレット(塔)とは、お祈りが始まる15分前に コーランを流して、お祈りの時間です〜と 市民に呼び掛けるための
塔です、その歌が流れている間はとても余情に溢れたイスラム文化的な世界が広がります
   
  ブルーモスクの西側に ローマの大競技場跡、「アトゥ・メイダ
ス(馬の広場)」と呼ばれている広場に、3本の柱が建ってい
ます。手前に見えるのが高さ25、6mのエジプトにあったテ
オドシウス1世のオベリスク、真中は見えませんが途中から
折れた8mの高さの「蛇の柱」があります、その向こうには石
積みのコンスタンティヌス7世によって建てられたオベリスク
  これらの広場には、土産物店や屋台が多く並び、伸びるアイ
スクリーム売りや、パン屋、そして上の写真のジュース屋、そ
れもリンゴのように大きなザクロをその場で絞った100%
ザクロジュースです
この旅行中、すっかりザクロジュースのとりこになりました
 



 
九日目 世界遺産イスタンブル歴史地区(2) 
 

アヤソフィア 
 



スルタンアメフット・ジャーミィとトプカプ宮殿の間に立つアヤソフィアはビザンツ建築の最高傑作とも評され、長い歴史を体現
してきた建築物です
西暦325年、コンスタンティヌス1世によりアヤソフィアのもととなる教会の建築が始まり、360年コンスタンティヌス2世の時
代に完成した、その後幾たびかの焼失を経て537年、皇帝ユスティニアスの命を受け、6年近くの歳月をかけてビザンツ様
式の大聖堂が完成した、その後ビザンツ帝国が終わりを告げるまで、ギリシャ正教徒の大本山としてあがめられていた
予定通りというか予報通り雨の中の見学となりました
   
  煉瓦色で、古い感じがします     煉瓦がそのまま見えます、ミナレットも時代でそれぞれ違う
   
   側廊は黄色がかった黄土色で幾何学模様が描かれている   真中は大ドームの一番高い天井です 
 



館内は広く、天井も高く圧倒されます、その中に花の形のようにつるされた電球が沢山あり幻想的です
1453年のコンスタンティノーブルが陥落すると、当時のスルタン、メフメット2世により、聖堂はジャーミィに変えられ、メッカ
の方向を示すミフラープが正面、金色のところに造られています
       
   
   メッカの方向を示すミフラープと、四角い額のような中に、黒
字に金色の文字はクルアーンの一節が書かれています
  黒に金色のカリーグラフィーの円板にはアッラーやムハンマ
ドと4人のカリフなどの名が書かれています
 


2階のギャラリーから館内全体を眺める、すごく落ち着いた空間で長時間居れる気がしました
   
  内部に描かれたモザイク画が漆喰で塗りつぶされていた
 
  ヨアンネス2世と皇后イレーネがマリアとイエスに捧げ物をす
る壁画
 


洗礼者ヨハネと聖母マリアに囲まれたイエス

1700年代には残されていたモザイク画も漆喰で塗りつぶされ、20世紀に発見されるまで、日の目を見ることはなかった
1931年アメリカの調査隊により、壁の中のモザイク画がアヤソフィアはビザンツ時代の遺跡として再び脚光を浴び始める
機を見るに敏な初代大統領アタテュルクは翌年ここを博物館として一般公開することを決定する

これを見ながら、上の天井は幾何学模様のイスラム風、壁はキリストの壁画と、異なる二つの文化を一つの館内で見ること
ができ、聖堂とジャーミィとして利用された独特の歴史を感じることができます
       
   
  「聖母マリアの手形」といわれる柱で、別名すすり泣く柱で、く
ぼみに指を入れて回すと、願いがかなうといわれています
  下が大きな4本の柱があり、 上は6本の柱となっています
デザイン的にも凝っています
       


 
食事・その他
       
  予報通りの雨でマルマラ海も厚い雲の覆われています、沢山の船が停泊しています   こちらマルマラ海沿いにある魚市場 で、沢山の車で買い付けに来ています、カモメも沢山飛んでいます
       
   トプカプ宮殿の城塞がいたるところに残っています   今日もイスタンブル駅を通りました、横側でしょうか 
       
  昼食、気温が低いので温かいスープは嬉しいです    シーフード料理ですが揚げ物が多かったです 
       
  レストラン前で披露してくれたトルコ名物 伸びるアイス   右側は城壁で、城壁を利用した城壁レストラです 
       
  イスタンブルのアタテュルク空港です    空港内の様子で、私の荷物も18kgでセーフです 
       
  サンドイッチのカウンターもあります    私たちが乗るトルコ航空機です 
       





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