4日目 世界遺産・リーガ街歩き (その2)



聖ペテロ教会の展望台から見た南側(川向こうの高い塔はテレビ塔です)
ラトビアの民族構成は6割がラトビア人で、3割がロシア人、1割はその他(ベルシール人、ポーランド人、ウクライナ人他)です。
公用語はラトビア語ですが、首都リーガには40%を超えるロシア人が生活し、ロシア語の使用率も高いです。
世代によって話せる言語が異なり、中高年はロシア語、ラトビア語に加えてドイツ語が、対して青少年はロシア語、ラトビア語、のほか英語が話せるものの割合が高いが青少年はドイツ語が話せない事が多いそうです。
現地ガイドさんの話では、「リーガの人口の割合は男性3に対して女性は7と倍以上で、男性の平均寿命は63歳で女性は73歳」だそうです。
俄かに信じ難い内容なのですが、他に調べようもなく、もし本当だとしたら、日本人の平均寿命と比べると10歳以上もの開きがあり、驚きました。日本は本当に長寿国なんですね。
英語や日本語ではリガと言いますが、ラトヴィアではリーガと言うので、リーガ表記とします。

昼食後は聖ペテロ教会の塔の上から、リーガの街並みを見ます。
目指すはこの塔ですが、道中ヤーニスの中庭に立ち寄りました。右下の写真。
正面に見える壁はかつての城壁の一部です。

ヤーニスの中庭

聖ペテロ教会 (地図上黄色丸)

聖ペテロ教会

ブレーメンの音楽隊の像
聖ペテロ教会は、13世紀はじめに最初の教会が建てられ、18世紀にほぼ現在のバロック様式の姿に改築されました。
塔は第二次世界大戦後の改修され、高さ123.25mで、72mまでエレベーターで昇れ、リーガの街を見下ろすことが出来ます。
建設当初はカトリック教会だったのが、15世紀にプロテスタント教会に変わったそうです。
 これまで何度も火災で倒壊していて、建て直しの度に建築責任者が塔に登ってグラスを落とし、その破片の数で教会の存続年数を占った言う言い伝えがあるそうです。
教会裏は露天商で賑わっています、当然観光客も多いのでしょう。
その傍には、ブレーメンの音楽隊の像があります。像に触ると幸せになるということで、鼻がピカピカになっています。
それはかつてドイツ・ブレーメンのアルベルト司教が上陸し、初めてリーガ城の要塞を築いた場所だからです。
今もブレーメンと姉妹都市です、ちなみに日本の神戸市ともリーガは姉妹都市です。

琥珀に手編み製品

スカールニュ通り
左上の写真の右上に、ブレーメンの音楽隊の像が見えますが、この通りはスカールニュ通りです。(右上写真も)
上のお店はラトビアの名産品の琥珀を売っています。
塔の正面真下に来ると、赤いオープンカーの前で、新郎と花嫁が写真撮影です。(下の写真)
でも親族がいず、カメラマンが2〜3人もいたので雑誌か何かの写真のようで、ポーズも板に付いたプロのようです。
ツアー客が「かわいい〜」と一斉にカメラを向けると、逆にその様子をカメラマンは写していました。(笑)
屋上からの眺め


自由記念塔が見えます(東側)
いよいよリガで一番高い教会に昇ります。世界遺産地区ですし、当然高さ制限をしていることでしょう。
地図上の黄色いところが聖ペテロ教会です。
72mまでエレベーターで上りますが、とても混んでいました。
そこから360℃パノラマが展開します。
右上の写真は東側を写しました、ちょうど中央に細い白い塔が立っているのが、自由記念塔です。
上の地図の右端上の薄茶色に当たります。
自由の記念塔は1935年の独立を記念して建てられ、51mの高さで塔の上に女性ミルダが3つの地域の連合を表す星々を掲げています。
ソ連時代には、反体制の象徴として近づくだけでシベリア送りとも言われ、民族の悲劇を具現化したような記念碑です。
その記念碑から先が新市街で、多くのユーゲンシュティール建築郡がありました。

リーガ大聖堂、リーガ城が見えます(北側)

中央市場と旧市街が見えます(南側)
左上の写真は北側を見た光景で、真ん中の塔がリーガの大聖堂、その隣の白い建物がリガ城、右の尖った塔(ビルと重なっています)が聖ヤコブ教会の塔です。
右上は南側の写真で、一番上の大きな写真と同じです。
3つのかまぼこ型がリーガの台所の中央市場です、この後行きます。
その手前に鉄道が走っています、その左に駅が見えます。その手前に広がる赤屋根が旧市街です。
かまぼこ型の手前の四角い白いビルが私たちが泊まったホテルです。

上の写真にある川が、ラトビアで一番大きな川のダウガヴァ川で、ロシアのヴァルダイの丘に源を発しベラルーシ、ラトビアを流れ、全長1020Kmの川で、リーガ湾でバルト海に注ぎます。
教会内

教会内

建て直す前の貴重な彫刻や石類の展示
聖ヨハネ教会


聖ヨハネ教会

教会の中
ブレーメンの音楽隊の目の前に建つのが聖ヨハネ教会です。
13世紀に創立され、その後16世紀に再建されたゴシック様式の美しい教会です。
中世らしいエピソードとして、生きた人間を壁に塗り込めれば災いから建物を守るという信仰に、2人の修道士が志願し、その人骨が、300年後の修理で見つかったそうです。
外壁にみられる十字架型の穴は、後に彼らを記念して造られたそうです。

中央市場



リガの台所を支える巨大な市場です。
屋外は野菜果物が中心です。
大きなドームが5つ並んでいて、これらは20世紀初頭に建てられ、ヨーロッパにも例がない大きさと設備を備えているそうです。
建材には当時ラトヴィア領内にあったドイツのツェペリン型飛行船の格納庫が解体されて使われているそうで、聞けば納得ですよね。
左側の一棟は横向きです、本当に巨大なドームで、回りきれないぐらい中も広いです。

大きなドームが5つもある中央市場
中にははちみつ類も豊富で、重いので沢山は買えないので、菩提樹のはちみつを一つ買い求めました。
野菜も果物も豊富に並んでいます。
下はチーズやハム、もちろん生鮮品の肉、魚も大量に販売していました。

ホテルのそば


中央市場で解散となり、歩き疲れないうちにホテルに戻りました。
市場の川向ですから、歩いてすぐです、ホテルの横にアルベルト公園があり、そこに2つの彫刻があります。
この場所が、ドイツ・ブレーメンのアルベルト司教が初めて上陸した場所とされ、公園の名前になっています。
右上はホテルのテラスから、旧市街(市場の反対側)を眺めたもので、昇った聖ペテロの塔が見えています。
私たちはエストニアでもほとんどお土産を買わずにラトヴィア通貨に両替しました。
明日はまた国が変わりますので、リーガの街でラトヴィアを代表するチョコレートメーカーのお店”Lima”を探すことにしました。
上の゙写真のように石畳の小路を進むと塔が見え、中世にタイムスリップしたような雰囲気です。
何度も行ったり来たりでようやく見つけたお店に、箱入りからばら売りのチョコまで様々なタイプのものが溢れています。
ラッツを使い切るのに、手提げのビニール袋も有料ですから、ばら売りも入れながら、もうお店の方にお金を出して、「OK?」と、ジェスチャー入りの会話です。(笑)
そのうち同じツアー客や、他の日本人客で、お店は超満員になりました。
 パイプオルガンコンサート


9月の演奏会表

昼とは雰囲気の違う大聖堂内
ホテルのロビーに6時半に集合して、リーガ大聖堂でのパイプオルガンのコンサートに参加します。
もちろん、ちょっとだけおめかしです。
上が今月9月の予定表です、今日は18日ですから下から4番目です。
会場は沢山の観客で賑わっていますが、パイプオルガンは後ろで演奏です。
厳かな雰囲気の中、異郷の地で聴くパイプオルガンの音色は格別です、バッハの曲などがありました。
1時間ぐらいの演奏を終えて出ると日が暮れ始め、夜店が賑わっていました。

広場に並ぶお店で賑わう
 レストランにて夕食


Zila Govsにて夕食です。
野菜スープ ビーフストロガノフ ポテト添え(食べてから撮影)
プルーン入りチーズケーキ


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